気高い黒帯に

黒帯

このブログを後に続く弟子たちに遺します、、、

語り継いでもらいたい。

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血と汗と涙の結晶


重たく誇り高いもの


肉体的強さだとか

センスだとか

突きの強さだとか

蹴りの強さだとか

組手の強さだとか

一切関係ない。


どれだけここまで上り詰めるために血と汗と涙を流し耐え抜いてきたか


肉体的強さならトレーニングでいくらでも強くなれます。


でも黒帯の誇りはいくらトレーニングしても生まれない。


昨日の自分を毎日超越していかなければならない。


それがどれほど苦しく難しいものか


これは経験した者にしか解らない領域であり常人では到底行き着くことのできない世界です。


それが武道塾の黒帯でなければならない。


生半可ではないのです。


武道塾の黒帯は武道塾の歴史と共に高き壁の上にそり立っているのです。


歴史と共に壁は高きものになっていく


それが武道塾の黒帯


(ここから実名で書きます。)

その武道塾黒帯史上最も高い壁に挑んでいる弟子




そしてその司と共に武道塾を引っ張ってきた雄大


この二人が切磋琢磨し今の武道塾の黒帯の価値を高めてきました。


先に雄大が黒帯を締め


司が今度はそれを目指しています。


雄大と司の二人で高くした壁を皮肉にも司がまた乗り越えなければならない。

史上最も高い壁に挑んでいます。



園児から武道塾に入門し

厳しい指導にも決して挫けず

これまで

何度も何度も訪れる苦境を乗り越えてきました。


組手スタイルの全く違う圧倒的不利な試合にも果敢に挑戦し続けました。

挑んでは跳ね返され

それでも挑み

望むような結果はでませんでした。

でも
その姿は奇兵隊メンバーとして誇り高いものでした。


その奇兵隊への思いや誇りが現メンバーに引き継がれ伝統になっています。



稽古で足を怪我をし入院

目指していた念願の組手スタイルが同じ禅道会の試合も断念せざるを得なかった。


その時に一緒に稽古していたのが雄大

友でありライバルである二人にはとてつもなく大きな試練となりました。


怪我をさせてしまったという自責の念に囚われる雄大

私はお決まりの言葉しかかけてはやれません。

お前のせいじゃない、、、

どんなに辛いことか想像に難くない。

精神的に傷ついた雄大にそれ以上のことはなにも言えない。

掛ける言葉はどんな言葉も軽くなる

そんな気がしました。



怪我をして試合に出場できないばかりか入院を余儀なくされた司

悔しくて泣いたでしょう。

どんな思いでベッドにいたでしょう。

司にも掛ける言葉がない。


二人とも傷つきました。


本当は二人にそんな思いをさせてしまった私こそ一番責任が重かったのです。

今更ながら二人に申し訳ない


でも二人はそこから這い上がったのです。


雄大は初の禅道会中国大会挑戦でチャンピオンになりました、

そこには一緒に出場するはずだった司への思いもあったでしょう。

司もそれを喜び次こそは俺もと思ったことでしょう。

雄大はその後全日本チャンピオンにまで上り詰め黒帯に挑戦

一度では無理でした。

いや、本来は一度で良かった。

私の心は黒帯は決定してました。

でも、、不合格

悔しかったでしょうがだからと腐る雄大ではなく挑戦し続け後に黒帯を取得しました。


司も禅道会の中国チャンピオンに輝きました。

こうして傷ついた二人はお互いを思う気持ちと挑戦する気持ちでその傷を癒していったのだと思います。


武道塾史上、雄大ほどのセンスを持ち他流試合でも何度も優勝した弟子はいません。

それでも黒帯取得は3度目の挑戦ででした。

かなり壁は高くなりました。


その後に司なのです。


雄大ほどのセンスも試合実績もない司です。

雄大が3度目で黒帯、、

ものすごい壁になりました。

でも空手に対する気持ちや人を思う気持ちは誰より持っているのが司です。


雄大が全日本チャンピオンになった時に私はテレビ局に連絡して取材をお願いしました。

雄大が誇らしかった。

最高のご褒美をやりたかった。

その取材でバット折りに挑戦させたのですが

折れません。

何度も何度も蹴り続けます。

右足、左足で何回も何回も、、、

もっと早く止めてやれば良かったのですが私の判断間違いで両足を打撲

終了後に病院に連れて行ったのですがそこに司も心配して来てくれました。

その前に取材のインタビューで司が雄大のことを聞かれた時にそんな雄大を見て涙声で雄大を褒めていたこと。

胸が詰まりました。

良い弟子を持った。



そんな良い奴だけどセンスもなく試合実績もない司に

どうやったらあんなすごい雄大と同じ重みの黒帯を締めさせてやれるか?

壁は高くそり立っている

それを考えます。

と、いうより考えても仕方ない。

ないものはないんですから。

なら今、どう黒帯に向き合うのか?

誰より稽古に向き合う姿勢で誇り高い黒帯を目指せば良い。


そういう姿勢を後輩たちに見せることで司の後輩たちへのメッセージ

黒帯はこんなに厳しい領域なんだ。

お前たち、見ていろ。

俺が今そこに挑んでいる。

この姿を見て後に続け


それが司の誇りになる。

そう期待し今回昇段審査受審を許しました。


しかし、そんな私の思いとは少し違った、、、

司は自分では頑張っていたつもりでしょうが私には伝わらない、、、


気迫がない

魂がない


司に一番望むもの


雄大ならそんなの望まない
(望まないことはないのですが望むのですが、、、)
センスも実績も十分ありますから。


でもそれがない司には魂がないとすべて雄大には叶わないということになる。

叶わないなら黒帯は無理。

超えないと

そうでないと誇りある黒帯にしてやれない。

そんな思いから厳しく声を掛けました。

もう、道場来んでいい!

魂を以って稽古に臨めるようになるまで来るな!


審査も受けるな。

試合も出さん。

厳しくそう告げました。


魂がなくなったなら辞めさせる、、、

私も悩みました。


でも、幸いなことに気づかせてもらうことができた。


司は今までいろんなことがあってここまで来ている。

何度も挫折を味わい。

涙を流し

そこから這い上がってきた。


魂がなくなったわけではなく魂をどう表現して良いのかわからなくなっているのかもしれない。

私の要求が高いものになっている部分もある。

誇りある黒帯にという気持ちが強いばかりに、、、


気づかせてもらいました。

魂がないわけではない。

表現がうまくできなかったり迷っていたり眠っているなら

私が引き出してやれば良い。

それが私の塾長としての役目でもある。

ここまで来た司にまず敬意を持って、やる気がないなら辞めろじゃなく

魂を引き出すこと

それができずなんの塾長ぞ!

すごくシンプルなことなのに気づかせてもらいました。



それで話をするから道場に来るようにと伝え昨日話をしました。


お前は十分に黒帯を締める資格はあるよ。

今、渡してやっても良い

でも、この武道塾の黒帯は一生に一度切り

今、どれだけその一生に一度切りの黒帯に向かい掴もうと努力しているのか?


将に血と汗と涙の結晶として欲しい。

してやらないとならないと思う。

今が空手人生最高に気持ちが入り魂が入った稽古をしていなければならない。

一番大切な時


それがお前の重く誇りある黒帯になる。


どんなに厳しく言われてもお前はいつでも空手の先生になると言ってくれる。

そこは絶対にブレない

それがすごく嬉しい。

だからこそ厳しくする。


誇りある黒帯を締めるため残りの時間をこれまで以上に魂の稽古をして姿勢を見せろ。

後輩たちにみせてやれ!

俺はこんなに頑張ったぞと!

お前たちも頑張れよと!


きょうからまた強い気持ちで黒帯に挑んでくれると思います。



雄大、司本当に素晴らしい弟子を持ったと思います。

武道塾の黒帯をこれほど崇高で気高いものにしてくれた。

私は二人に感謝します。



後に続く弟子たちには二人を超える黒帯を目指して欲しい。


武道塾の伝説となって欲しい。


そうやって伝統は受け継がれ歴史が刻まれていく


来年で武道塾発足20年

よくここまで私みたいな未熟者がやってこれたものだと思います。

これまで武道塾に関わってくれたすべての弟子と保護者に感謝します。

ありがとうございました。


武道塾公式サイト


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プロフィール

武道塾塾長

Author:武道塾塾長
日本空手道武道塾は東温市に本部を置き松山市周辺を活動拠点としている武道空手道場です。
武道塾では武士道教育を通じ真の礼節を学び人間形成の空手を学びます。武道塾空手の特徴として顔面攻防ありから掴み倒し関節技等グラウンドでの攻防まで修得する総合格闘技としての実戦空手です。
寝技にはブラジリアン柔術を取り入れています。

インターネット空手通信講座を開設しました。空手が通信教育で学べます。

来たれ松山市、東温市周辺の志士たち!
武道塾空手を学び一緒に強くなりましょう!

道場
東温市 本部道場/月・木
松山市 坊っちゃんスタジアム道場/水・土
松山市 石井道場/火
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